ナカガイクライミングジムスタッフブログ

ナカガイクライミングジムのスタッフブログです。

ランジ選手権 : Pic Of The Day :

2015年12月25日

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8月から始まったロデジャー&アルクエサーの日程も終りにさしかかって、そろそろ移動しなきゃなと考えていた夕暮れ時、滞在しているキャンプ場の反対側がなんだか騒がしい。「収穫祭はもうおわったはずだけど…?」なんて聞き耳を立てていると、どうやら毎度の夜通しのお祭りとは雰囲気が違っている。

気になって覗きにいってみると、昨日まで何もなかった空き地に人工壁ができている!
壁にはスタートホールド&スタンスだろうガバと、真上にむかって等間隔にガバが並ぶ…。

「これは…。」

なんて思っていると、おじいちゃんMCが「エントリーはここに名前を書くんだ。」とそのMCはノバトじいちゃんだ!ふと目をやるとダニ=アンダラーダに当然エデュもいる!こうなったら流れにノらないわけがない。名前を記帳して急いでシューズとチョークバッグを取りにもどって、自分の名前が呼ばれるのを待った。

僕はコーラを飲みながら、みんなはビールを飲みながら、それぞれの名前がノバトじいちゃんに呼ばれると、目標のホールドまでドーン!と跳んでブラ~ンとぶら下がる。目標のホールドがひとつずつ遠くなるごとに、一人また一人と、目標を損ねて脱落していく。
何度か回を重ねて40人程いた参加者も僕を含めて8人まで削られた!

ここまで残れただけで僕のレンジはもう限界だ。次の目標はあの緑のホールド、もう普通にやってたら届くわけがない…。自分の番がきて名前が呼ばれる、スタートホールドに手をかけ、スタンスを片方だけスタートホールドにセットして当をつけて、手に足ランジで飛び出した!

身体はホールドに向かわずに、壁から引き離されて遥か後方へ…。
普段やらないようなムーブが百々の詰まりで咄嗟にできるはずもない。

それでもノバトじいちゃんは僕の名前をカタコトで呼んで「ヤマダサン、ムイビエ~ン!」と言ってくれる。
会場は「チナ!チナ!」と中国人とカン違いしている様だ。日本人だ。
さらには早々に脱落した、僕と同じくらいの身長の少年が寄ってきて、「おまえ、よくやったな。ウェルダンだぜ。」と。

少年よ、なぜ君のもの言いは、上からなんだ?


タイの岩場 : Pic Of The Day :

2015年12月24日

DAM'S KITCHEN WALL
世間様はクリスマスですが、今日の一枚は常夏トンサイビーチから雪 ×晴れ
タイ南部にあって、日本からも頑張れば半日あれば辿り着ける(かな?)
朝夕はビーチのそこらじゅうにあるでっかい壁で登って、日中は暑すぎるのでハンモックでぶらり…眠い (睡眠) するか、ボートをチャーターして海から突きでる岩塔めざしてDWSへ!台風

1週間で予算10万あればじゅうぶん!初めての海外の岩場にオススメです。


近郊の岩場 : Pic Of The Day :

2015年12月23日

突然ですが、今日の一枚 【Pic Of The Day】、はじめます。はじめました雪
いつまで続くかわかんないですが、ボチボチとカメラ
KRND LATE AUTUMN
昨日は近郊の里山的な、冬でも比較的暖かく登れるボルダーエリア。実は初めてだったんですが、こじんまりとしてて人もほとんどいないのでおひとり様のんびり登れます牡羊座
公園内なのでハイキングの人たちはチラホラ足
明るいうちに下山するつもりが、やっぱりまっ暗になるまで登ってました。
遠出するにはちょっと…。な日にちょうどいいかな雪


帰国!

2015年11月23日

2015年、今年の90日間のスペインツアー、観光ビザいっぱい使いきって帰国しました。結局、最後一ヶ月間いたカタルーニャでは満足のいくクライミングにもっていけなかった。計画・判断・登りこみ、今回のツアーは反省に溢れていて、翻って、情けなくて、悔しい。FONTSCALDES
数字だけで見ても、8c+が3本登れたとしか言えないツアーになった。いつもならそれなりに結果を出せて、根拠のない自信に満ちて終わるツアーが、今回は目立ったパフォーマンスの高揚も感じることが出来ずに不完全燃焼に終わった。”終わった”というより、このままでは終われないまま、今ここでこの文章を書いていて、日本に帰っていながらツアーが続いている感覚でいる。
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このまま日本にいながら気持ちの中でツアーを続けながら、今回の反省を次のツアーに繋げて、しっかりとした地固めをしてからパフォーマンスを引き出すサイクルを具現化したい。


第三幕カタルーニャ編待ったなし

2015年10月24日

SIURANELLA
最後の最後はなんでか晴れた、雨のバスクカントリーから夜中ぶっ通しドライブで辿りついたはここ、乾燥とベストコンディションの大地シウラナ!なぜか移動してきた三日間くらいは雨模様で、岩場で会ったドイツのマリオみたいなおじさんが「お前が来た今日がここ2か月で最悪のコンディションだ!俺は残り4日しかない!」などとおっしゃる。ほどなく天気回復して、すごくいいコンディション!思ったら今度は「今日がここ2か月で最高のコンディションだ!」となったわ、自分のプロジェクト登れたわ、で、ニコニコして故郷フランケンユーラに帰っていかれました。
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で、私の目下のプロジェクトはこちらのエスタド・クリティコ!なんせ岩でかいので80メートルロープでおりてくるのいっぱい。内容はカレア・ボロカという8b+の途中から分岐していきなりの激しめ遠めのボルダーパート!で、まだここクリアできてないけどレスト明けのボディ超回復に期待しつつ、とりあえず全体の負荷を掴んで、2クールで片を付けないと明日がないぜ!埒があかないぜ!日本は岩場グッドコンディションですか?こちらもグッドコンディションです!頑張りましょう!
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第二幕バスクカントリー編 開幕 そして

2015年10月15日

しばらくぶりでした皆さま。この三週間ほどの間に、バスクカントリー編は静かなるブログの裏で実は森々と進んでおりました。最初に訪れたアラオッツという岩場。過去に日本人クライマーの有名どこも訪れて、そして正田さんもツアーで過去訪れた場所。岩場はひとことで言うとアップグレード版「備中」。ここバスクカントリーはスペイン東側とは打って変わって高原山岳地帯で気候も日本とよく似て雨が多く降り、山は緑に溢れ、牧草地帯に羊や牛、馬がのんびり草を頬張る。そんな中に石灰岩の岩がそこらかしこに顔を出すそんな景色。
ARAOTZ
ここでは正田さんがやっつけて、今でもアラオッツのボスであるホンキーミックスをやっつけようと、とりあえず派生の根っこの2本、ホンキートンキーとマジックアイをやっつけました。そしてなんだか雨の日が多くなってきて、岩場もいまいちしっとりした感じになってきたので気分転換も兼ねてバルツオーラというケイブに移動しました。
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そして移動してきたケイブでちょっと慣らしてさあ取り組むぞとなって、こちらにも雨がやってきて、夕方から朝方まですんごい量の雨が降り続いてケイブは滝と小川と化す有様。それでもなんとかなるかなと思って何日か様子を見たけど、結局何もメイクすることなく、天気も状態も回復せずに日程を無駄にしてしまった感満載。というか自分の弱さに負けた。悲しい。
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塞ぎ込んでもしょうもないのでお世話になった教会を掃除してアラオッツに舞い戻ってきて三日目でなんとかホンキーミックスをやっつけることができました。もっと調子に乗って調子に乗りまくりたかったけどそんな甘くはない!バスクカントリー編はほんと岩場編も生活編もいろいろあって、パッと書ききれなさ過ぎるのでまた帰ったら形にします!しましょう!とりあえず第二幕バスクカントリー編は閉幕!第三幕カタルーニャ編は作戦変更です!
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ありがとうそしてさようならMISTRAL

2015年9月24日

デサロジョが登れて次に向かったのは、再度のロデジャー!ロデジャーは最初のツアーで最初に訪れた岩場で、そのときに挑戦して今までずっと登れずにあったミストラルというラインがある。こいつが最初のツアーのときは力不足で登れず、強くなったぞ!と思って訪れた次の2年後には、核心手前でホールドが欠けて負荷が上がっていてまたしても力不足で登れず、そして今回までずーっと目の上のたんこぶ、心の楔だったライン。そして今回、なんとしても、このツアーの出だしで登ってしまいたかった。Untitled
予定ではツアー2週間目で登れるかなと高を括っていたけど、2週間が過ぎ、3週間に迫ろうとしていたのに状況は進展せずに惜しいところを惜しいままにしてしまう、完全な嵌りパターンに陥っていたように思う。なので深追いせず前の記事のアルクエサに移動してツナミを撃破。その日のうちに戻ってきて今一度ミストラル3トライ、してみたけど若干の進展はあったけど嵌りムードは依然。だったら、と、アルクエサに舞い戻ってデサロジョをやっつけて、レスト明けの移動日程の最終チャンス日で登るにいたった。ミストラルは最初8c、いまは8c+言われてるけど、ごめんなさいトライしすぎてよくわかりません。
ADIOS AMIGO "MISTRAL"
いやー、長かった。でも登れたときは声も出さず、腕も張らず、特段高い集中力を出したわけでもなかった。自己暗示にかかっていたのか。ホールドが欠けて成長していくルートに自分の成長がやっと追いついた?好敵手だと思っていた相手に、こちらが鍛えてきた力を出し切ることなく打ち負かしたとき、なんだか旧来の友達を失くしたみたいな、達成感よりも、空虚な感覚があった。

とか浸ってる日程の余裕はとっくに過ぎているので、最初の一ヶ月目、第一幕アラゴン編は終了!次は第二幕、バスクカントリー編が始まる!移動じゃー!


そしてDESARROLLO登った

2015年9月18日

デサロジョ・インソステニブレ(8c+)、そのルート名「持続不可能な開発」!はツナミの右隣にあって、アルクエサで会った最初で最後のローカルがトライしていたルート。【写真はローカルクライマー】
ルートスケールも構成もツナミと似たような感じなんですが、名前のとおり、最初っから最後までこれといったレストがなくて確実に全体のムーブの強度と解読難しさもツナミのワングレード上。終始酸素足りない状態。4トライかけてやっとムーブを解決したけど正直繋げられる自信のない内容。だったけど、レスト明けの回復を考慮して、もしかしたらにかけて日程一日だけを延長&野宿。
DESARROLLO INSOSTENIBLE
これは正直きつかった!日程が!時間をかければ登れるのはわかっちゃいたけど時間かけられない切迫。その日に決められなきゃ雨降るし、それ以上の延長は長期にわたっちゃうので許されない、もう移動するしかない。
勝負のレスト明け、Xデーの1トライ目は核心まで繋げれて超えたる!思ったけど一手の詰めの甘さで手詰まり。すかさず修正してこれ以上ないこれでいくしかないムーブを2トライ目で完璧なまでに最高のレストパフォーマンス発揮して登りきった。登ったった!9a登ったときと同じくらいうれしかった!
よし次!移動!また何か登れたら(出来れば)更新します!


TSUNAMI ツナミが登れた

2015年9月17日

まずは、ツナミ(8c)登れました!アルクエサに来て最初に取りかかったのがこのツナミ、というかツナミ目的で来たのでとにもかくにも初日からトライ開始。アルクエサの村は現地スペイン人とか歴史大好きフランス人には結構有名なところらしく、それなりに風光明媚な観光地。休日は観光客いっぱい。なんですが、その裏にというか、観光目玉ポイントの古城のすぐそばになんとまあ岩場があります。
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岩壁にポコポコ空いた巨大な穴ポコのひとつ、そのひときわでっかい穴ポコのいちばん真ん中の完全どルーフを突っ切るのがツナミです。これは見たらすぐここ登りたいと思ったラインがツナミだったので、とてもすごくイケてます。
CUEVA PALOMERA
ルートの内容は30メートルくらいの中の最初8メートルは緊張感のある強傾斜を斜めに突っ切る8a+くらい。そこでルーフに突き当たって、20メートルくらいはルーフをガバからガバに繋いで登っていくんですが、これがガバなのにガバじゃないというか、クライミングってガバがいちばん難しいのねという悟りを得ることが出来ることでしょう。
TSUNAMI
ずーっとルーフかと思えば最後のほうでちょっと下がるんです、クライムダウン気味になるんです。そして最後の抜けがまた集中力が試される「ぴったり」ムーブ系のアンダークリング!正田さん得意系のボク苦手系のアレ。ここで全工程のムーブ解明したのち、全部繋げてきて4回も泣かされた!辛い!3トライ目がいちばんいい感じで、行けるとき逃したらぷちハマりましたがレスト明けの7トライ目でフィニッシュ!もうちょっと早く片を付けたかった。でも登れたの嬉しい。
HAPPY PIERROT AFTER SENDING
しかしこのルート取り組むほどに感じたのが攝津の壁!摂津とアルクエサは繋がっていた!まったく個人的な感覚ですが、摂津でトレーニングしているとき身体の動かし方とか、動かしたときの負荷のかかり方とか摂津トレそのもの。だからこそ素早く対応してサッと片付けたかった!つぎデサロジョ編に続く。