~伊根町アウトドア&音楽フェス in 本庄~
7月9日、10日で京都の丹後半島、伊根町でアウトドアイベントをやることになりました。
伊根町は日本海に面した穏やかな海に囲まれて、会場はウミネコがにゃあにゃと飛んでいく本庄浜。白い砂と青く透きとおった海がとてもきれい。風は涼しく、思いのほか快適ですよ。
ここ数日イベント用の開拓で訪れたんですが、伊根町と言えば「伊根の舟屋」が有名!なんですが、そもそも最寄りのICから日本三景の天橋立が目と鼻の先!
いずれも隙あらば!と思いながら結局観光できてないので…。
イベント当日に隙あらば、無理かな…。
こうなったら伊根町ご当地ゆるキャラ「ふなやん」グッズだ!
と、ボスにムリ言って寄り道までしてもらって探したけど、どこにも何にも見つからず…。
これもイベント当日に隙あらば…。

きょう白鷺店に来ると、奥壁のほうがピーチクパーチク騒がしい。
はて、また鳥が迷いこんだな…。と思ったら、どうやらいつの間にかツバメが巣をこしらえてしまったみたいだ。
店舗の中とも外ともいえない絶妙な場所で、とりあえずゴミとかフンとか、あんまり臭いがひどくならなければいいかな、いいよね、と。
とりあえず受けだけ置いてみたけど、なんとかこのまま巣立ってくれないかなあ。
登るにはピーチクパーチクちょっとごめんなさいなんですが、縁起物だし、もう命育んじゃってるわけだし、なんとか巣立ちの時まで。

京橋のソレイユがオープンして3年がたって、その3年前の工事のことを思い出す。
クライミングウォールの施工は頭がワクワクする、目まぐるしくて、クリエイティブな作業だ。
思い浮かべるのは今まで登ってきた岩場のイメージを。あの諦めたくなるような負荷を、あの弾き出さんばかりの一手を、この形状はうまく拾い繋げて、この場所に再現してくれるだろうかな。この壁はクライマーを、人間を育ててくれるだろうかな、と。
クライミングウォールに、ルートセットに、ひとつの共通する意思が再現されるとき、美しい造形が姿をおとす。
そんな時はその芸術を壊したいなんて思いは、微塵も沸いてこないんだけどな。
18日月曜日 営業日外に行いましたコンペ ルートボルダー3課題
ステージ1~3まで男女同ルートでやりました!
総合結果
西田 完 完 22 2T108
吉田 完 完 7 2T 93
三根生慶 完 38 16 1T 97
島田 完 38 9 1T 90
三根生仁 完 25 9 1T 77
竹田 41 38 10 89
山本 39 25 9 73
森脇 36 26 9 71
大塚 31 20 9 60
井内 13 24 10 47
冨田 11 13 5 29
服部 12 13 3 28
笠原 12 10 2 24
課題は残してます。1本目6分赤v、2本目8分茶色v、3本目6分黒vです。
完登目指してまたチャレンジしよう!
黒vの完登シーン 正田マンはこちらhttps://youtu.be/S9ytL45p1vo
けっこうやばい!!

スペインの岩場でも、7a+とか7cくらいのそのエリアの看板ルートは大人気
まずは7a+を目標にして取組んでいる人もいれば、中級者にはちょっと緊張感のある刺激的なルートが多い。高難度を登る上級者にはちょうど良いウォームアップだ。
けれども中にはびっくりするようなトンデモムーブが出てくるルートもあったりして、その日はそのトンデモ部分でテンションが入ってしまった。
なんだかリズムが崩れるな…。
なんて思いながら、パートナーのトライを挟んですぐにトライしようと、ヌンチャクをままにしてその場をしばし離れる。思いのほかパートナーのトライはすんなりいって30分も掛からずに戻ってきた。すると掛けてあったヌンチャクが…綺麗になくなっている?
取り付きにはスペイン人の2人組みがいるものだから、彼らに聞いてみると、そのうちのひとりがスペイン人らしい愛嬌のある笑顔でこう言うものだ。
「回収しておいたよ!君のだったんだね!」
僕のヌンチャクは彼のザックの奥のほうから出てきてくれた。彼のヌンチャクと同じラッキングをされて。こういうときはちょっと面食らっても、こっちもありったけの笑顔で、ありがとう!だ。
そんな訳で、僕の2トライめはさっきと同じところでテンションしてしまって、日本語でおおきく悪態をついたものだ。

大晦日です
ナカガイクライミングジム全店舗、昨日が今年最後の営業日、今日・明日とお休みで、年明けは2日から短縮営業【12:00~20:00】です
さて本当に個人的な意見ですが、摂津の壁は美しい。
5年以上は全面的なホールド替えをやっていない!んですが、この先もやってほしくないな、と。12-を登れるかのところから、14+を登れるところまでトレーニングを構築してきて、ここにはそのレベルまで人を育てる内容があるのは証明されている!あとはそれを引き出すことができるかどうかが求められています。
ここで登るということは各々の限界を引き出す!ということ。才能ってなに?
ぼくに求められるのは、その限界が14+なのかそれ以上なのか?
よいお年を!

8月から始まったロデジャー&アルクエサーの日程も終りにさしかかって、そろそろ移動しなきゃなと考えていた夕暮れ時、滞在しているキャンプ場の反対側がなんだか騒がしい。「収穫祭はもうおわったはずだけど…?」なんて聞き耳を立てていると、どうやら毎度の夜通しのお祭りとは雰囲気が違っている。
気になって覗きにいってみると、昨日まで何もなかった空き地に人工壁ができている!
壁にはスタートホールド&スタンスだろうガバと、真上にむかって等間隔にガバが並ぶ…。
「これは…。」
なんて思っていると、おじいちゃんMCが「エントリーはここに名前を書くんだ。」とそのMCはノバトじいちゃんだ!ふと目をやるとダニ=アンダラーダに当然エデュもいる!こうなったら流れにノらないわけがない。名前を記帳して急いでシューズとチョークバッグを取りにもどって、自分の名前が呼ばれるのを待った。
僕はコーラを飲みながら、みんなはビールを飲みながら、それぞれの名前がノバトじいちゃんに呼ばれると、目標のホールドまでドーン!と跳んでブラ~ンとぶら下がる。目標のホールドがひとつずつ遠くなるごとに、一人また一人と、目標を損ねて脱落していく。
何度か回を重ねて40人程いた参加者も僕を含めて8人まで削られた!
ここまで残れただけで僕のレンジはもう限界だ。次の目標はあの緑のホールド、もう普通にやってたら届くわけがない…。自分の番がきて名前が呼ばれる、スタートホールドに手をかけ、スタンスを片方だけスタートホールドにセットして当をつけて、手に足ランジで飛び出した!
身体はホールドに向かわずに、壁から引き離されて遥か後方へ…。
普段やらないようなムーブが百々の詰まりで咄嗟にできるはずもない。
それでもノバトじいちゃんは僕の名前をカタコトで呼んで「ヤマダサン、ムイビエ~ン!」と言ってくれる。
会場は「チナ!チナ!」と中国人とカン違いしている様だ。日本人だ。
さらには早々に脱落した、僕と同じくらいの身長の少年が寄ってきて、「おまえ、よくやったな。ウェルダンだぜ。」と。
少年よ、なぜ君のもの言いは、上からなんだ?