ヨーロッパから帰ってきて1か月がたちましたが、帰ってきてからというもの各店舗のスタッフには全然入ってません!というのも京橋にて、新しい店舗の工事をずーっとやってます。
工事は11月の終わり頃からはじまって、12月からほぼ週5でバリバリ?壁を組んでいました!作業の終わりには摂津店のこたつでこと切れて、2時間ほど深く落ちてから、目覚めてボルダーセッション乱入!みたいな日々が続いてます。でもそろそろトレーニング開始です。
京橋の作業は昨日の時点で、ついに最も大切なウォールの施工が終わりました。まだウォールの色を塗ったり、目隠し入れたりする作業が残っていますが、緊張感のある作業はほぼ完成。
出来上がってみると、その全貌がえらいことになっていることに気づきました。もちろんすべての壁はひと繋がり。ナカガイらしく形状に富んだ壁で、複雑なバランス移動を要求されます。パワーごり押しが通用しにくく、身体の軸を絞って、そしてまた絞って、身体のトルクを活かした岩場のクライミングをイメージさせます。
あんまり高さのないウェルカムな初心者垂壁ゾーンから、ちょっと傾斜のつく初級者ゾーンまで横にトラバースする感覚で約7メートル。そこから巨大な変形ルーフ帯の基部をトラバースして、一枚モノの強傾斜基部まで2~3メートル。
強傾斜壁のスケールはリップまで約5メートルあって、幅も3.6メートルあるので、なかなか振り絞った登りが必要になるかと思います。
そんな感じのルート構成だと14~15メートルくらいで、たぶんそれだけでも30~40手ぐらい。
摂津店の規模は最大登攀距離が無限遠に取れるので比較はしにくいんですが、それでもそれにほとんど匹敵する能力をこのウォール群は間違いなく持っています。
さらに、変形ルーフ帯をその基部から真っ向勝負で突き抜けると、幅4メートルの傾斜壁が待ち構えたそのあとに、間髪入れずにまた切り返しルーフが待っています!ここは幅の狭いルーフですが、形状の切れ込みが激しいので身体をくるくる回転させるムーブ(正田マンの得意なやつ!)が出てくることと思います。
そして最後はウェルカム~初級者/中級者向けかな?と考えている面一緩傾斜壁で〆です。ここは高さと幅が意外にでかい!振り返ると切り返しルーフがあってなかなか楽しい光景です。こうなってくると、登攀距離は30メートル近くなってくる?手数でいうと80手とかなってきますので、もうなんか僕頑張りますからみんなも頑張ろう!みたいになってきます。
他にも山が幾つかあって、この店舗だけでちっちゃいクライミングジムが3店舗くらい入ってる感じで、すごく楽しみです。
オープンに向けてこれから照明入れたり、内装やったり、掃除やったり、あと塗装があったり、細々したことがいっぱい残ってますがここからはスピードと決断力・行動力の勝負!オープンの1月25日まで燃え尽き頑張ります!プレオープンはやるのかな?